「スマートホームって便利そうだけど、いちいちスマホを取り出してアプリを開くのが面倒くさい…」そんな風に感じて、結局いつものリモコンを使ってしまっていませんか？実は、私自身もその一人でした。しかし、今回紹介する「SwitchBotハブ3」は、そんな私たちの悩みを「物理操作」と「可視化」で鮮やかに解決してくれる画期的なデバイスです。ハイエンドモデルならではの実力は伊達ではありません。進化したその性能を、徹底的にレビューしていきます。
記事のポイント
- SwitchBotハブ3と旧型ハブ2の決定的な違いがわかります
- Matter対応がiPhoneユーザーにもたらすメリットを理解できます
- 物理ダイヤルやボタンが日々の生活をどう変えるかイメージできます
- 購入前に知っておくべき設定の注意点やデメリットを把握できます
スマートホームにらくらくスイッチ【SwitchBot公式サイト】
SwitchBotハブ3の実機レビューと進化した機能
SwitchBotハブ3を手にして最初に感じるのは、その存在感です。これまでの「隠す」ハブから「見せる」ハブへと、コンセプトが大きく転換されたことが分かります。ここでは、具体的なスペックや機能の進化について、私の実体験を交えながら深掘りしていきます。
SwitchBotハブ3の発売日とシリーズ内の位置づけ
2025年5月に発売されたSwitchBotハブ3ですが、SwitchBotシリーズの中では間違いなく最上位の「プレミアムモデル」に位置づけられます。ハブミニやハブ2といったこれまでのラインナップと比較すると、導入コストは上がりますが、それには明確な理由があります。単なる赤外線リモコンではなく、Matterブリッジ、環境センサー、そしてスマートボタンとしての機能がこれ一台に凝縮されている、まさに「全部入り」のデバイスだからです。
視認性が向上したディスプレイとデザイン
本体前面に搭載された2.4インチのLCDディスプレイは、ハブ3の大きな特徴です。マットブラックの筐体は指紋が目立ちにくく、デスクに置いてもインテリアとして十分に映えます。この画面には、室温や湿度はもちろん、天気予報やデジタル時計、さらにはSwitchBotロックの施錠状態まで表示されます。「あれ、鍵閉めたっけ？」と不安になった夜も、ベッドサイドのハブ3を見るだけで確認できる安心感は、何物にも代えがたいですね。
Matter対応で実現する新しいスマートホーム
技術的な目玉機能といえば、やはりMatterブリッジとしての役割です。これまでのSwitchBot製品（カーテンやボットなど）はBluetooth通信が主でしたが、ハブ3を介することで、これらをMatterネットワークに参加させることができます。つまり、iPhoneの「ホーム」アプリから、Siriを使って20年前のエアコンやカーテンを操作できるようになるのです。メーカーの垣根を超えて家電がつながる体験は、一度味わうと戻れません。
搭載センサーによる室内環境管理の精度
ハブ3には温度、湿度、照度、そして人感センサー（PIR）が搭載されています。特筆すべきは、温度・湿度センサーが電源ケーブルに内蔵されている点です。これにより、本体の発熱による測定誤差を防ぎ、より正確な室温を計測できます。また、人感センサーは防犯用としてはもちろん、人が近づいた時だけ画面を点灯させる「自動ウェイクアップ」にも活用されており、寝室に置いても眩しくないよう配慮されています。
物理ダイヤルとボタンによる直感的な操作
「スマホを取り出してアプリを開くのが面倒」。そんな本音に応えてくれたのが、新搭載の「Dial Master™」と4つのタッチボタンです。ダイヤルを回して照明の明るさを調整したり、ボタン一つで「おやすみモード」を実行して家電を一斉OFFにしたりと、物理的な操作が可能です。高級オーディオのような重厚感まではいきませんが、暗闇でも手探りで操作できる利便性は、日々のプチストレスを確実に減らしてくれます。
今の家電がそのままスマート化！公式サイトでキャンペーンをチェック
SwitchBotハブ3を導入すべきユーザーと活用法
機能が盛りだくさんのSwitchBotハブ3ですが、すべての人に必須というわけではありません。ここからは、前モデルとの比較や具体的な設定方法、そしてどんな人にこのデバイスが刺さるのかを、ユーザー目線で整理していきます。
旧型ハブ2とSwitchBotハブ3の違いを比較
多くの方が迷うのが「ハブ2とどっちを買うべき？」という点でしょう。結論から言えば、リビングのテーブルなどに置いて「積極的に操作したい」ならハブ3、棚の奥で「自動化の裏方」に徹してもらうならハブ2がおすすめです。価格差はありますが、情報ディスプレイや物理ボタンの有無が決定的な違いとなります。Matterブリッジとしての基本機能はハブ2も持っていますが、ハブ3はより「コントローラー」としての性格が強いデバイスです。
SwitchBotハブ3の初期設定とアプリの連携
セットアップはSwitchBotアプリから簡単に行えますが、注意点もあります。温湿度センサーがケーブルにあるため、必ず付属の純正ケーブルを使用してください。また、Matter連携を行う際は、背面のQRコードをApple Homeなどのアプリで読み込む必要があります。Wi-Fiは2.4GHz帯のみの対応なので、ルーターの設定には気をつけましょう。最初は機能が多くて戸惑うかもしれませんが、アプリの指示通りに進めれば大丈夫です。
エアコン操作における同期ズレへの対策
赤外線リモコンの宿命とも言えるのが、アプリの表示と実際の家電の状態が食い違う「同期ズレ」です。ハブ3でもこの問題は完全には解消されていません。例えば、家族が壁の物理リモコンでエアコンを消してしまうと、アプリ上は「ON」のままになります。対策としては、アプリ内の「同期」機能を使うか、上級者向けですが開閉センサーをエアコンのフラップに付けて物理的な動作を検知させる方法があります。ここは今後の進化に期待したいポイントですね。
SwitchBotハブ3の気になる評判とデメリット
ネット上の評判を見ても、やはり「Apple Homeで一元管理できるのが最高」「ロックの状態が見えるのが安心」という声が多い一方、「導入コストがかかる」「ダイヤルの質感がもう少し重ければ」という意見も見られます。また、多機能ゆえに設定項目が多く、初心者には少しハードルが高いと感じられる場面もあるかもしれません。しかし、それらを補って余りある利便性がこのハブ3にはあると私は感じています。
まとめ：SwitchBotハブ3で暮らしはどう変わるか
＼公式サイトなら24時間サポート付きで安心！／
まとめ
- SwitchBotハブ3は「隠す」ハブから「見せる」司令塔へと進化した
- 導入コストは安くないが、6つの機能を統合した実力は高い
- Matter対応により、iPhoneユーザーの利便性が劇的に向上する
- 物理ダイヤルとボタンで、スマホなしでの家電操作が可能になる
- 同期ズレなどの課題はあるが、スマートホーム化の最適解である