PopSockets(ポップソケッツ)のLow-Pro(ロープログリップ)が気になっているけど、約1万円もするし、本当にそこまで薄いのか、Androidや折りたたみスマホでも使えるのか、迷っている人は多いと思います。
私はiPhoneを使っていたころ、グリップメイトというスマホグリップを気に入って使っていました。ただ、Galaxy Z Fold8に替えてからは、グリップが本体からはみ出してしまうのが悩みでした。Fold8ではAndobilの薄型マグネットリング「MagRing Slim」も使いましたが、今はGalaxy Z Fold8にAulumuの薄型アラミド繊維ケースを付け、そこにLow-Proを付けて約3週間使っています。
結論から言うと、マグネット対応ケースがあれば、Low-ProはZ Fold8でも普通に使えます。開いた状態でも閉じた状態でも安定して使えています。2.6mmと薄く、たたむと平らになるので厚みが気にならず、ポケットにも入ります。弱点は約1万円という価格と、磁力がケース側のマグネットの強さに左右されそうなところ、それと付けたままのワイヤレス充電が安定しないことかなと思います。
記事のポイント
- PopSockets Low-Proの厚さ・重さ・スタンドなどの公式仕様
- Galaxy Z Fold8で使うためのケースの条件と、開閉それぞれの使用感
- 気になった点と、付けたままのワイヤレス充電の実情
- MagRing Slimとの違いとどちらが向いているか
PopSockets Low-Proの特徴と仕様
Low-Proは、PopSocketsの「MagSafe Low-Pro Grip & Stand」という製品です。公式サイトでは「史上最も薄いgrip」とうたわれています。指を掛けるグリップと、金属リングのスタンドが1つになった製品で、従来のPopGripとの一番の違いは、たたんだときの厚さが2.6mmと薄いところです。厚さ・仕組み・価格の順に整理します。
厚さ2.6mm・20gの極薄グリップ
PopSockets日本語公式のLow-Pro製品ページによると、サイズはたたんだ状態で60×59×2.6mm、グリップを展開した状態で厚さ約15mm、重さは20gです。
使わないときは2.6mmまでたためるので、背面の出っ張りを小さく抑えられます。2.6mmというのは、スマホケースに薄い板を1枚足したくらいの厚みです。
素材は、PopSockets公式のLow-Pro紹介ページ(英語)によると、ベースが航空機グレードのアルミ、スタンドが高強度ステンレスです。スマホに付けるためのマグネットはN52グレードのものが2つ入っています。
Low-Proの主な仕様(公式)
- サイズ:60×59×2.6mm(たたんだ状態)、厚さ約15mm(展開した状態)
- 重さ:20g
- 素材:アルミのベース、ステンレスのスタンド
- マグネット:N52グレード×2
- 内容物:Low-Pro Grip本体(スタンド一体型)だけで、アダプターリングなどの付属品はなし
グリップの出し方と縦・横スタンドの仕組み
実際に使うときは、爪などで端を引っかけて、グリップ部分を起こすようにすると広げやすいです。広げたグリップは、2本の指で挟んで持ちます。

スタンドは、グリップとは別の金属リングの部分です。公式によると、縦向き・横向きのどちらでも使えて、角度は無段階に調整できます。リングを起こして、好きな角度で止める仕組みなので、動画を見るとき・ビデオ通話のときなど、場面に合わせて細かく角度を変えられます。
耐久性について、公式では次の値が公表されています。
- グリップ:10万サイクル以上
- スタンド:5,000サイクル以上
- グリップの引っ張り:まっすぐ30lb(約13.6kg)、斜め25lb(約11.3kg)
30lbという数字は、公式では耐久性(Durability)の項目に書かれている、グリップ部分を引っ張ったときの強さの値です。スマホにくっつく磁力の強さではない点に注意してください。スマホへの磁力そのものの数値は、公式では公表されていません。
ロープログリップの価格と買える場所
価格は、PopSockets日本語公式ストアで9,900円です。2026年10月22日時点では、公式ストアのブラックは購入できる表示(在庫あり)でした。
ほかに、Apple(日本)のオンラインストアにも「PopSockets Low-Pro Grip & Stand(MagSafe対応)」の商品ページがあります(2026年10月22日確認)。Amazonでは「PopSockets ロープログリップ MagSafe用」という商品名で販売されています。
価格や在庫は販売先によって違い、公式ストアより安く売られていることもあるので、購入前に各ストアで最新の情報を確認してください。
PopSockets Low-Proレビュー!使用感
ここからは、Galaxy Z Fold8で約3週間使って分かったことです。主な使い方は、片手で持つとき、縦向きのスタンド、横向きのスタンドの3つで、片手で持ったときのホールド感と安定感には満足しています。使っている期間はまだ長くないので、長く使ったときの耐久性や劣化については評価していません。
Z Fold8はマグネット内蔵ケースが前提
公式の製品ページでは、Low-Proの対応についてMagSafe・Qi2対応のケース(ケースの使用を推奨)と書かれています。AndroidやGalaxyについての記載はありませんが、使えないとも書かれていません。

Galaxy Z Fold8の本体にはマグネットが内蔵されていないので、Low-Proを使うならマグネットを内蔵したケースが必要です。Fold8用のケースには、MagSafe対応やマグネット内蔵をうたうものがいくつも出ています。
Low-Proには、マグネット非対応のスマホやケースに貼るためのアダプターリング(金属リング)は付属していません。マグネットのないケースで使う予定の人は注意してください。
筆者はAulumuのアラミドケースで使用
私が使っているのは、Aulumuの「Z Fold8シリーズ 超薄型アラミド繊維スマホケース」です。Aulumuによると、アラミド繊維で作られた薄いケースで、磁気アクセサリーに対応するとのことです。このケースの背面に、Low-Proをくっつけて使っています。
iPhoneのころに使っていたグリップメイトは、Fold8では本体からはみ出してしまいましたが、Low-Proは60×59mmと小さいので、Fold8に付けても端からはみ出しません。ケースもグリップも薄いので、Fold8の薄さをなるべく崩さずにグリップとスタンドを足せるのがいいところです。
Fold8を開いても閉じても安定
折りたたみスマホなので開閉の扱いは気になるところですが、私はLow-Proを付けたまま開閉して使っています。
グリップは、閉じた状態だけでなく、Fold8を開いた状態でも使っていて、開いても閉じても安定しています。付けたまま開閉できるので、開閉のたびに付け外しする必要はありません。
縦・横スタンドの安定感
スタンドは、縦向き・横向きの両方で使っています。どちらの向きでもスタンドの角度に満足しています。スタンドもFold8を開いた状態・閉じた状態の両方で使っていて、どちらでも安定しています。

段階的に止まるタイプではなく無段階なので、見やすい角度に細かく合わせられる構造です。グリップとスタンドが1つにまとまっているので、スタンドを別に用意しなくていいのもLow-Proの良さですね。
薄くて平ら、ポケットにも入る
薄さも良かった点です。使わないときは平らにたためるので、付けていても厚みがほとんど気になりません。公式の厚さは2.6mmで、平らなので付けたままでもポケットに入るのもうれしいところでした。
見た目と質感も気に入っています。素材はアルミとステンレスの金属で、すっきりした見た目です。薄くて主張しすぎないデザインなので、ケースの見た目を大きく変えずに付けられます。
PopSockets Low-Proの気になった点
満足している点が多い一方で、購入前に知っておいてほしいのが価格と磁力の2つです。
安いマグネットリングより割高
まず、価格が高いと感じました。公式ストアの価格は9,900円で、スマホグリップとしてはかなり高い部類です。
たとえば、私が前に使っていたAndobilのMagRing Slimは、Amazonで3,000円台(2026年10月22日時点、色により異なる)です。同じマグネット式の薄型グリップでも、Low-Proは2倍以上の価格になります。
「スマホに付けるグリップに1万円近く出せるか」は人によって分かれるところかなと思います。
磁力はケースのマグネット次第
もう1つは磁力です。私が使っているAulumuのケースでは、磁力は普通という印象です。ただ、Low-Proはケース側のマグネットにくっつける仕組みなので、ケースのマグネットの強さによっては、ずれたり外れやすくなったりするかもしれないと感じています。
前述のとおり、PopSocketsはスマホへの磁力の数値を公表していません。また、Fold8で使う場合は本体ではなくケースのマグネットに頼ることになるので、どのケースを選ぶかで使い心地が変わってくると思います。
Fold8など、MagSafe非対応の機種で使う場合は、磁気アクセサリー対応をはっきりうたっているケースを選ぶのがおすすめです。
PopSockets Low-Proとワイヤレス充電
Low-Proを付けたままワイヤレス充電できるのかは、気になる人が多いポイントだと思います。私が使っている充電器(Fold8にAulumuのケースを付けた状態)では、付けたままでも充電はできるものの、不安定ですぐに切れることがあり、微妙という結果でした。
もう1つ気になったのが、充電のあとにFold8を充電器から離すとき、Low-Proが充電器側に残ってしまうことがある点です。仕方ないとは思いますが、そのたびに付け直す必要があるので、私としては微妙なところです。
公式の製品ページでも、検証済みの充電器でワイヤレス充電に対応するとしたうえで、「最適なパフォーマンスのため、ワイヤレス充電時はgripを取り外してください」と案内されています。検証済みとして挙げられている充電器はApple・Belkin・Twelve South・mophie・Scoscheの一部製品で、Samsung製の充電器は含まれていません。また、Ankerのマグネット式モバイルバッテリーなど、付けたままでは充電できない、または推奨しない製品も公式に挙げられています。
ここで書いた結果は、私が使っている充電器とケースの組み合わせでのものです。充電器やケースが違えば結果も変わる可能性があります。
付けたままの充電は安定しないことがあるので、確実に充電したいときはLow-Proを外して充電するのがおすすめです。Low-Proはマグネットで付いているので、充電のときだけ外して使えます。
PopSockets Low-Proと他社リングの比較
Low-Proの前に、私は同じFold8とAulumuのケースで、AndobilのMagRing Slimを使っていました。どちらもマグネット式の薄型グリップ兼スタンドですが、指の掛け方や価格がかなり違います。
MagRing Slimとのスペック比較表
Low-ProはPopSocketsの公式情報、MagRing SlimはAmazonの販売ページの情報をもとに比較しています。

| 項目 | PopSockets Low-Pro | Andobil MagRing Slim |
|---|---|---|
| 厚さ | 2.6mm(たたんだ状態) | 約4mm |
| 重さ | 20g | 約25g |
| 指の掛け方 | グリップを広げて2本の指で挟む | X型の伸縮バンドに2本の指を通す |
| スタンド | 縦・横、無段階で角度調整 | 180°無段階で角度調整 |
| マグネット | N52グレード×2 | N56マグネット×24(磁力4kg) |
| 付属品 | なし | メタルリング |
| ワイヤレス充電 | 外して充電するのが公式の推奨 | 販売ページでは取り外しが必要 |
| 価格 | 9,900円(公式ストア) | 3,000円台(Amazon、2026年10月22日時点、色により異なる) |
耐久性は、Low-Proがスタンド5,000サイクル以上・グリップ10万サイクル以上、MagRing Slimが販売ページによるとヒンジの開閉試験5万回以上とされています。ただ、試験の条件が公開されていないので、数字だけでどちらが丈夫とは言えません。また、MagRing Slimの「磁力4kg」は磁力の値で、Low-Proの30lb(グリップの引っ張りの耐久値)とは別の指標なので、単純には比べられない点に注意してください。
Low-Proに替えた理由と選び方
もともとはiPhoneでグリップメイトを気に入って使っていましたが、Galaxy Z Fold8では本体からはみ出してしまうのが課題でした。Fold8では同じケースでMagRing Slimも使いましたが、今はLow-Proに落ち着いています。
MagRing SlimからLow-Proに替えた理由は3つあります。
- もっと薄くしたかった
- X型のバンドが自分には合わなかった
- 見た目を変えたかった(気分転換)
実際に替えてみて、持ちやすいのはLow-Proだと感じています。MagRing SlimのX型バンドは開く幅が狭く、指でホールドするときに圧迫感がありました。また、バンドが勝手に閉じやすいのも気になっていました。
対してLow-Proは、グリップを広げると簡易的にロックされて、簡単には閉じません。グリップ部分には伸縮性もあって、指を通しやすいです。仕様でも、厚さはMagRing Slimの約4mmに対してLow-Proは2.6mmで、薄くしたいという目的にも合っていました。
どちらが向いているかを整理すると、次のようになります。
- Low-Proが向いている人:薄さや、使わないときに平らになる形、広げたグリップが閉じにくい持ちやすさ、金属素材の見た目を重視したい人
- MagRing Slimが向いている人:価格を抑えたい人、バンドに指を通して支える持ち方が合う人、メタルリングを使ってマグネット非対応のケースにも付けたい人
どちらが上というより、持ち方の好みと予算で選ぶのがいいと思います。
まとめ:薄さと持ちやすさを両立したい人向け
- Low-Proはたたむと2.6mm・20gの極薄グリップ兼スタンドである
- Galaxy Z Fold8は本体にマグネットがないので、マグネット内蔵ケースが必要である
- 付けたまま開閉でき、開いても閉じてもグリップとスタンドが安定している
- 広げたグリップは簡易的にロックされて閉じにくく、指も通しやすい
- 平らなので厚みが気にならず、ポケットにも入る
- 価格は公式ストアで9,900円と高めである
- 磁力はケース側のマグネットの強さに左右されそうである
- 筆者が使っている充電器とケースの組み合わせでは、付けたままの充電が不安定で、充電器側に残ることもあったため、外して充電するのが無難である
- 価格を抑えたい・バンドに指を通す持ち方が好みならMagRing Slimも選択肢である